• 八甲田山 ブナ林
                                                  八甲田山 ブナ林



ご 案 内

  

   弊社は、明治37年青森市で創業、大正年代に納豆業者として初めて納豆菌の純粋培養に成功したことで知られています。創業当時は、稲藁に自生する納豆菌を利用する"自然発酵法"で製造されていましたが【なりゆきまかせ】の製造のため失敗も多かったようです。 明治38年現東大、沢村 博士が納豆菌の分離に成功し、大正年代の中頃になると、納豆菌を純粋培養する研究が大学などで進んできたこともあり、納豆菌研究で有名な現北大の 半沢 教授は、より衛生的で文化的食品とするために、経木(きょうぎ)や折箱を容器とする納豆づくりを提唱されました。さっそくそれに注目しましたが、性質が安定的かつ実用的な培養納豆菌がありませんでしたので納豆つくりのかたわら、納豆菌培養の研究を続けておりました。 何年か苦心の後、やはり納豆菌の研究で有名な現岩大 村松 舜祐 博士の知遇を得て、実用的な納豆菌培養に成功し"近代的発酵法"を確立いたしました。





磯部塾・磯部理念に基づく食品づくり

   〇弊社の食品に対する考え方について…

  磯部晶策氏が1950年代から提唱し、同氏著「食品を見わける」(岩波新書、1977年発行)にまとめられている、よい食品の四条件・四原則が基となっております。

<よい食品の四条件>

1.安全で安心して食べられること。食品添加物について考えるとともに食品衛生の基本から安全を追求する。

2.ごまかしのないこと。偽和、不当表示に留まらず一切のごまかしを排する。

3.味のよいこと。化学調味料や表示上で、天然調味料と呼ばれるものなどによる安易な味付けに依存せず、原材料と技術の調和による美味を生み出す。

4.品質に応じた買い易い価格。どんなによくても、品質に比較して不当に高い価格は失格と考える。

<よい食品に携わる者の資格四原則>

1.原料の厳選 2.加工段階での純正 3.一徹で時代環境に曲げられない企業姿勢 4.消費者との関係の重視、つまり99%消費者という立場の自覚